ルネサス・エレクトロニクス工場火災の影響

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先週あったニュースをまとめて倍速で観てるが、これはこれで良いね。流れがわかるしわからなかった部分が浮き彫りになってくる。一週間を振り返る備忘録的なもの。

半導体出荷減のダメージ


ルネサス・エレクトロニクスの半導体工場(茨城)で火災。工場火災のあった那珂工場は自動車向け半導体生産の主力工場。復旧までに最長4か月かかるとの報道も。その影響で自動車業界に影響が出ている。既に自動車販売店に納車が遅れると連絡が入っているようなので結構深刻。

ルネサスは愛媛の工場で半導体の代替生産を行うことを発表。

 

政府の動き


WBSの取材で梶山経産産業大臣が、台湾メーカーに代替生産の協力依頼をいていると発言してます。経産省のこの素早い動きは素晴らしいですね。

 

今後の展開は


21世紀のコメと呼ばれる半導体。世界の半導体工場で火災が相次だことで、莫大な需要に対して供給が追い付かない状態に。

現状、最も重要な半導体メーカーが台湾のTSMCで、ここからどれくらいの供給を確保できるかで各国がしのぎを削る展開となっています。

全世界の供給量の半分以上がTSMCと噂されるほど巨大になっていて、アメリカでさえ iphone などの電子機器だけでなく、ペンタゴンの兵器まで依存しているとされている。

 

火災が起きたことは当然良くなかったが、これを機に他国のメーカーに頼む危険を政府が感じ国内生産を増産するのであれば意味はあったといえる。

アメリカは既に危機を感じていて、半導体工場のために約4兆円を投資する大統領令に署名。他にもアメリカ政府は8年間で約250兆規模の投資計画のうち、電気自動車、半導体サプライチェーン強化などへ3000億ドルの出資を発表。(交通インフラ整備などに約6000億) 台湾TSMCに3年で11兆の投資も。

TSMCとの関係を強固にする一方で、自国での生産量増加を同時に計ることで、依存度を徐々に減らしていくことが予想される。これは対中国も視野に入れた動き。

アメリカ半導体大手マイクロンが広島にある工場(旧エルピーダ・メモリ)の拡張中なので、そことの取引増加、ルネサス・エレクトロニクスへのバックアップ、キオクシアを他国から守るなど日本政府にも似た動きを期待したい。