Pete Lesperance の二面性。表面化した甘みと渋み?-[Down In It]

ハードロック/ヘヴィメタルバンドのギターリストは、たまにソロアルバムを出します。タイプで分けると、テクニック見せびらかす系、仲間とワチャワチャ系、なぜか歌ありしっとり系でしょうか。前2つはストレス発散してるね~と思うことが多く、最後のは大抵、意外な驚きがあります。今回はそんなちょっとした驚きがあったギターリストのソロアルバムについてです。

 

メロディーメイカーが見せたもう1つの才:Pete Lesterance (Down in it)

 

とある放課後の1日。(前回の続き)

 

ザキ: 先生、他のバンドも教えてください。

不動山: どれにしようかな(笑)これなんかどう?

 

Pete Lesperance 「Down In It」

 

(聴き込むザッキー....)

 

不動山: 知ってる?

ザキ: いや知らないです。凄い好きなタイプですwww 声が渋くて聴きやすい感じですね。

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不動山: そうだね。Harem Scarem のギターリストがギター兼ヴォーカルの作品だね。彼は心地良い曲を作るのが上手いね(笑)

ザキ: えっ、マジっすか! Harem Scarem っすか! 超好きです!

ザキ: 良い曲を書ける人って凄いですね。あとこんなに歌が上手いのは意外です(笑)

不動山: 私も同じこと思ったよ。笑笑


前回の話は、こちらです。

www.colombiacolom.com

 

園芸部一同。顧問の先生の指導で、植物に音楽を聴かせて成長の違いを観察しています。(日替わりで、それぞれが好みのアルバムを紹介しながら経過確認中)

ザッキーことザキは1年生で、Hard Rock/Meavy Metal 好きな人。
マミは2年生で、兎に角よく喋り、適当な要素多めな人。
ユリは3年生で、綺麗で毒舌と大らかさが混在した人。
アミハシ2年生で、先輩に気を使って心の中でのみツッコミを披露する70~80年代ロック好きな人。
不動山先生は、部活の顧問で超優しく、昔HR/HMの大ファンで今も割と好きな人。

 

ところで、Pete Lesperance ってどんなバンド?


カナダのバンド、Harem Scarem (ハーレム・スキャーレム) のギターリスト、Pete Lesperance (ピート・レスぺランス) が2004年に発表したソロアルバムです。

当初はもっと Michael Schenker, Joe Satriani っぽいテクニックを全面に出したインストと歌半分で作成を考えていたが、出来上がったらだいぶ違うものになったそうです。ベースも彼が弾いて、ドラムは他の人が参加し、Harem Scarem のヴォーカル Harry Hass (ハリー・ヘス) や仲の良いミュージシャンが数人参加する形で制作されています。

このアルバムには Harem Scarem (ハーレム・スキャーレムの1st, 2nd) っぽさはほとんどないですが、ツボを押さえた渋いギターと渋い歌が聴けます。Harem Scarem で証明済のメロディセンスはここでも良好で、あと声がめっちゃ渋くて良いです。才能豊かな人ですね。歌上手すぎだろって思います(笑)

 

Down in it の代表曲


このアルバムは、2004年発売の、1stです。

 

お勧め曲は、3曲目の「Down in it」、4曲目の「No sign of life」、5曲目の「Boy without a clue」、6曲目の「Say you will」、8曲目の「Upside down」、11曲目の「Where you want me」もお勧めです。

 

このアルバムは落ち着いた曲が多いのでBGM向きと思います。弱点を挙げるとすれば、ダウナー系のメロディと声なので気分が落ち込んでいる時は向いていないって所ですね(笑)良かったらどうぞー。