飛行機のチケット購入は、インターネットの普及で飛躍的に楽になったと言えます。ただ長期の旅を行う場合、意外な部分が盲点となり障害となることがあります。
今回は海外へのチケットを購入する時、こんな事は避けてほしい点を、私自身の旅の失敗からお伝えしたいと思います。
海外の空港で怪しまれたのは、チケットにも問題があった?
オーストラリアのシドニーに着いて、荷物を探すのに手間取ってウロウロし、格好にも問題があったからか、空港の警備員(もしくは警察官)に怪しまれるはめに。
彼が私を怪しい奴と思った原因は、私が空港をウロウロしていて、格好が黒づくめで髭もじゃだったからだけではないようです。
それは荷物が多いのに、帰りの日程が、三日後になっていたからでした。
ダウンジャケットと、ズボンのポケットから出した荷物をしまえと指示され、聞かれたのは、
-「なんで、三日後に帰国するのに、こんなに大きな荷物持ってるんだ ? 」と。
ああ疑ってるのはそこなのかと、やっと気がついて、
-「 これから色々な国を巡る旅にでるんですよ。ここシドニーはその旅の始まりで、帰りのチケットは捨てて、違うチケットを買って色々と移動する予定です。」
とつたない英語とジェスチャーで答えると、チケットを何度も見ては私を睨み付けるばかり。(このマッチョマン怖えー)
残念なことに全く信用してくれなくて、無線で仲間を1人呼ばれ、2人に何度も同じ質問を繰り返されることに。(そもそもなぜ二人に増えたんだ?) 意味がわからん。
何とかこの状況を抜け出そうと、それ以外の返答がないか考えていたら、日本で二日だけ予約しておいたユースホステルのことをふと思い出したので、住所が書いてあるメモを出してそれを見せることにしました。でも結局それでも信用してくれず、馬鹿デカい台の上に、バッグに入っているものを全部出すから持ってこいって指示されました。
ホント2人とも威張ってたな~。
仕事柄、相手を威嚇する必要があるのかもしれないけど、それは何かこっちが悪いことをしてからにしてくれよと思いましたね。相方はこんなだし。(このマッチョズめ!)
まぁ自業自得なんですけどね....。
1人は私に荷物には一切触るなと指示し、2人で荷物をせっせと出しては「これは何だ?」と私に聞いて、それに私が答えるという作業が荷物を全部出し終わるまで延々と続きました。
荷物を全部出して質問完了後、彼らが言ったのは、
-「しまっていいぞ!!」
こいつらマジかよ。鬼か! この時は完全にキレてましたね。血圧急上昇ですよ!
もう日本語で、〇ソが!!!、✖✖〇ソとか口走ってましたねー。(はい、完全に思い出しましたー)
荷物が多かったのでホント頭にきて、日本語でかなり悪態つきながら全部バッグにしまうと彼らはあきらめたのか、-「着いてこい!」と言うのでトボトボ着いていくと、違う部屋に入れられパスポート出してここに並べって指示されました。
そこには集団が30人くらい並んでいて、私はその最後尾に並ぶことに。
着いたそうそうこんなハプニングに遭遇して、列の前に30人くらいいるから、なかなか自分の番がこないし、待つ間に怒りも薄れてもうグッタリでしたね。やっと自分の番がきて-「あのグループと一緒ですか? 」とか、-「何をしに来たのか ?」とか、今日、何回目なんだよっていう質問を一通りされて、おばちゃんが不愛想な顔で入国許可の判子を押して、
やっと解放されました。マジで疲れました....(涙)
この時、時間はすでに20時すぎ。16時ちょい過ぎに着いてその時20時! ウホっ!!
着いてから何時間たってんだよ !
〇ソ。まだ、空港すら出れていないなんて!意味がわからんぞって感じでしたね。
直陸した時は暗くならないうちに宿まで行けそうだとホッとしていたのに、完全に予定が狂いました....
なぜ帰りの日程が三日後になっていたのか?
帰りの日程が三日後になっていた理由は、初めての海外だったので海外へのチケットを扱っている店舗を調べて、その店舗まで行って色々と聞いてチケットを購入したのですが、その時の担当の方とのやり取りで、
-「帰りの日はいつにしますか?」
-「いつでもいいんですよね。色々な国を旅してから帰ってくる予定なので。間違いなくその日程の内には帰ってこないと思います。」
-「それでも一応、三ヵ月後にできるので、そうしておきますか?」
-「いや1日後でもいいですよ。どうせ使わないので。」
-「う~ん一日後だと何かあった時に対応しにくいので、一応三日後くらいにしいておきましょうか?」
-「そうですね。じゃあ、そうしてください。お願いします。」
えっ!? あーーー、完全に俺のせいじゃないかっ!
そうです。救いようのないアホな選択をしたのは私だったのです(笑)
本当にアホですね(笑)
どうしておけば良かったのか?
前回の失敗もそうですが、今回の失敗も海外のチケット購入時に簡単に防げたはずです。単純に担当の方が最初に勧めてくれた通り、設定可能な日程の三ヶ月後にしておけばよかっただけです。あなたがこれから行うことについて詳しく知っている人の助言には耳を傾けましょう。(昔の俺よー....w)
まあ往復のチケットの帰りの分を使わずに、帰りのチケットを買って帰国するような旅を予定している方はそういないと思いますが、もし色々な国を長期に渡って旅する場合は帰りの日程を余裕のある日付にしましょう。