Silvertide が放つ英国の香り。ロック世界の温故知新?-[Show and Tell]

ある音楽を聴くと、古い新しいといった事だけでなく、どこか〇〇っぽさを感じるといったことがありませんか?それはどこかの土着の音楽だったり、ある特定のバンドだったり感じ方は人によって多種多様です。 70年代後半に始まったとされるハードロック/ヘヴィメタルの世界にも、そういったバンドが90年後半から00年代にポツポツ登場しました。今回はそんな雰囲気を醸し出していたバンドについてです。

 

英国っぽさと若さの融合:Silvertide (シルバータイド)

 

とある放課後の1日。

 

ザキ: 先輩、チース。あれっ...今日は誰もいない.....

 

ガラガラ。

 

不動山: お~ザキ君早いね。今日は3人は来れないそうだから私と2人だね。

 

ザキ: (おーマジかw) 先生って最近どんな音楽聴いてるんですか?

不動山: 色々聞くよ。昔は君や君のお父さんと同じでHardRock/HeavyMetalばっかりだったけど、今はそれは若干抑えめでもうちょっと幅広くって感じだね。

ザキ: 今日は先生の聴くやつかけてください!

不動山: じゃあザキ君が好きそうなのにしよう(笑)

 

Silvertide 「Show and Tell」

 

(聴き込むザッキー...)

 

不動山: どう?割と好きでしょ(笑)

ザキ: めっちゃ好みですwww どこか古臭さを感じるけど、そんな古くもない感じもします。

不動山: 鋭いね。古き良き英国のロック要素は盛り込んでるけど、2004デビュー作品だね。それでも十分古いよね(笑)

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不動山: そうそう。お父さん元気?

ザキ: めっちゃ元気です。今でも、

トゲのついた半袖ベスト着てますwww

不動山: 笑笑

 

園芸部一同。顧問の先生の指導で、植物に音楽を聴かせて成長の違いを観察しています。(日替わりで、それぞれが好みのアルバムを紹介しながら経過確認中)

ザキは1年生で、Hard Rock/Meavy Metal 好きな人。あだ名はザッキー。
マミは2年生で、兎に角よく喋り、適当な要素多めな人。
ユリは3年生で、綺麗で毒舌と大らかさが混在した人。
アミハシは2年生で、先輩に気を使って心の中でのみツッコミを披露する70~80年代ロック好きな人。
不動山先生は、部活の顧問で超優しく、昔HR/HMの大ファンで今も割と好きな人。

 

ところで SILVERTIDE ってどんなバンド?


ギターの Nick Perri (ニック・ペリー) と、ヴォーカルの Walt Lafty (ウォルト・ラフティ) を中心にPhiladelphia出身の5人で結成されてます。数名がまだ学生の頃にメジャー契約を獲得して、2004年にメジャーデビュー。

デビュー前は、Alice Cooper, Godsmack, メジャーデビュー後も、復活した Van Halen や結成当初の Velvet Revolver のライブのオープニングアクトを任されるなど、好調な滑り出しをみせたが次第にフェードアウト.... 曲も良いし、ヴォーカルは声も良いし勢いもあったのに、時代が悪かったのかな.... このアルバム一枚しか残せなかったのは惜しいです。

Van Halen については、こちらに記事があるのでどうぞ。

www.colombiacolom.com

Show and Tell の代表曲


このアルバムは、2004年発売。

 

代表曲は、1曲目の「Ain't coming home」、2曲目の「Devil's daughter」、4曲目の「California rain」、5曲目の「Blue Jeans」。個人的には、3曲目の「S.F.C」、9曲目の「You want it all」もお勧めです。

U.S Mainstream Rock Chart で、「Ain't coming home」が6位、「Devil's daughter」が18位、「Blue Jeans」が12位獲得。

 

歴史的な名曲はないが、捨て曲無しでアルバム通して良いです。最近は元気を出したい時に聴きたくなるアルバムです。良かったらどうぞー。