ずば抜けた技術をともなった実力者が揃うと、5人の所を4人、4人の所を3人と人数を少なくしても問題なく業務を進めることが可能だったりしますね。これはハードロック/ヘヴィメタルの世界でも同じだったりします。今回は少人数で極上の作品を産み出したバンドについてです。
3人で産み出すハイレベルなアンサンブル:Blue Murder (ブルーマーダー)
とある放課後の1日。
ザキ: 先輩、チースっ。今日はこんなの持ってきました。
Blue Murder 「Blue Murder」
マミ: あれっ、この人達って3人しかいませんよ。3人は何だか厳しくないですかー。
ユリ: マミちゃん、アクセスは2人よ。
マミ: あーそう言えばそうですね。2人でバンドはOKですもんね~。
ザキ: アッ、
アクセス !!!!
....(そもそもアクセスはバンドなの....)
アミハシ: (あれはコンビよねw まあどっちでもいいけどww)
マミ: そう言えば、あのギターちっくなキーボード考えたのクーさんでしたっけ?
ユリ: マミちゃん、聞いた話だけど、たしかTKよ。
マミ: あー、TKが先ですかー。流石テツコムロですね~。
ザキ: んん?(クーさんって誰だ?....)
ザキ: (もしかしてDJ Koo?それはコーのはずでは....)
アミハシ: (テツコムロだと別人な感じするなww どこかアメリカ人的響きwww)
ザキ: あの~、音楽の方はどうですか? 皆、技術が高く、割とキャッチーで声も聴きやすいと思うのですが?
マミ: うん、聴きやすいから結構好きかな~。
ユリ: そうね。声も良いし、かなり好きな感じよ。ただ技術云々はわからないからなくていい情報よ。
アミハシ: (まあ蛇足だわなwww)
ユリ: アミハシ君は、2人と3人どっちが好み?
アミハシ: (2人と3人?!? 先輩流石にハードル高過ぎじゃねwww)
アミハシ: ど、どっちも好きですが、
どちらかと言えば3人ですw
園芸部一同。顧問の先生の指導で、植物に音楽を聴かせて成長の違いを観察しています。(日替わりで、それぞれが好みのアルバムを紹介しながら経過確認中)
ザキは1年生で、Hard Rock/Meavy Metal 好きな人。あだ名はザッキー。
マミは2年生で、兎に角よく喋り、適当な要素多めな人。
ユリは3年生で、綺麗で毒舌と大らかさが混在した人。
アミハシは2年生で、先輩に気を使って心の中でのみツッコミを披露する70~80年代ロック好きな人。
ところで BLUE MURDER ってどんなバンド?
Blue Murder は、Whitesnake (ホワイトスネイク)を解雇されたギターリストの John Sykes (ジョン・サイクス)が中心となって1988年に結成されたバンドです。
当初の予定ではヴォーカルに Tony Martin (トニー・マーティン)を招いて作成する予定だったのでが色々と折り合いがつかずギターのジョン・サイクスが急遽歌うことになったそうです。そんな流れなのに本職なのかってくらい歌がめっちゃ上手い(笑) 以後ずっとギター兼ヴォーカリストとしてやって行くことに。
ギターのサイクスさんは、Tygers of Pan Tang でプロデビュー、Phil Lynott (フィル・ライノット)の Thin Lizzy に加入して2枚のアルバムに参加。その後、Whitesnake とステップアップし、自身のバンド Blue Murder へと至ります。
このアルバムは、Whitesnake で David Coverdale (デイヴィッド・カヴァデール)と組んで作った「Whitesnake (800万枚以上のメガヒット)」後の発表作品となります。
彼が誘ったベースの Tony Franklin(トニー・フランクリン) と、ドラムの Carmine Appice(カーマイン・アピス) は業界でも有名な実力者だったので、結成時はスーパーバンドって少し騒がれたようです。
このアルバムの出来の良さによって、Whitesnake のアルバム「Whitesnake」のスーパーヒットには彼の作曲能力が大きな役割を果たしたことが証明されたと言えます。
このアルバムの代表曲は、1曲目「Riot」、3曲目「Valley of the kings」、4曲目「Jelly roll」、5曲目「Out of love」、6曲目「Billy」です。
Billboard200 で69位。セールスという点では期待されたほどではなかったように感じますが非常に完成度が高く、捨て曲なしの名盤と思います。
BLUE MURDER のどうでもいい話
ブルー・マーダーのメンバーが海賊っぽい服装で決めてる写真をみた1部のファンは、
-「う~ん、ジョン・サイクスって顔は格好良いのにどこかダサくね?」
-「あ~わかるわー、何かもっさり感あるよねw。」
-「これってプロデュース能力が低いってやつなんじゃないw」
-「それだわー(笑)」
などと音楽に突っ込む所がなさすぎたからか、別のことについてアレコレ突っ込んでいたとかいないとか....
最初の会話は、私が体験した実話を元にアレンジを加えたフィクションです。
John Sykes (ジョン・サイクス)さんはマジで歌上手いな~。
ご縁があれば次回お会いしましょう。ではでは。